池田 とよ子様

-毎日やることがたくさんあって、暇だとか孤独を感じることはありません。
 楽しもう!と決めて毎日そのとおりに過ごしています。-

 私が74歳の時、主人をがんで亡くし、その4ヵ月後に娘をもがんで亡くしました。それはそれは本当にショックで、その後の3年間は、以前から暮らしていた都心のマンションでこれからの生き方を考える日々が続きました。
その当時、息子が「一緒に暮らそう」と言ってくれましたが、息子には息子の生活があるし、自分自身もまだまだ気ままな生活をしたいと思い、施設に入ることを決めたのです。
ロイヤルハウス石岡については、以前から知っていました。
東京での説明会に2度ほど参加し、その後送られてきた資料を見てすぐにここと決めました。見学には息子と一緒に来たのですが、その時に2階の角部屋を一目見てとても気に入ってしまったんです。すると息子が、「お母さん、気に入ったのならここに決めたら?」と言ってくれたので、入居もあっというまに決めてしまいました。こんなにすぐに物事がすっと進むと、それはもう運命的なものなのかもしれません。

 入居してからの生活は、全く違和感ありません。ここでの写真を友人に送ったところ、「池田さん若返ったわね」と言われたこともあるくらいなんですよ。ここでの生活を楽しめるよう、自分の人生は信念を持って設計しないと、という思いがあって、それが表れているのかもしれませんね。
一人部屋で過ごしていても全然寂しくありません。孤独だとも全く感じませんし・・・。やることはいっぱいあるんです。若いころに培ったことは、老後に生きてくるということを実感しているので、皆さんにもいろんなことをやってみてほしいと勧めています。

食事については、あまりにおいしくて、全部食べていたら体重が増えてしまったの!だから今は控えているのよ。でも、施設の料理は、カロリー計算もされているし、種類が豊富でそれぞれを少しづつ出してくれるからありがたいわね。

 最後に。こういった施設は、イメージがあまり良くないと思われがちで、実際に息子も、私がここに入居する際には「母親ひとりも面倒見られないのか」という事を言われたそうで、嫌な思いをしたと思うの。でも、行くと決めるのは自分ですから。それに、せっかくなら体力のあるうち、頭がしっかりしているうちに入るのがいいと思います。そうする事でここに来たことを楽しめます。せっかく入るなら、時期を選ぶというのも人生を楽しむためには大事なのかもしれません。

 ずっと暮らしてきた東京都心の賑やかな生活、確かに未練はあるけれど、そこはやはり過去は過去、二度と戻らないものだからこそ思い出としてよみがえり、辛かったことも楽しかったことも精神的な豊かさの財産となっています。そうして今日も、1日無事に過ごせました、と言って眠りにつく日々を送れているんですよ。