-なんとなく物足りなさを感じた時、
ご近所を散策してみたところ、「ふれあい」という集まりがあり、
そこで行われているイベントの案内を見つけました。
そしてこの町内会の仲間に入れてもらい、
いろいろな催し事に参加しながら毎日を楽しく過ごしています。-

 ロイヤル石岡に来る前は栃木県の那須で暮らしておりました。妻を亡くしてから暫くは一人で暮らしをしてはみたものの、1年近く経つと毎日が何となく不安になってきましてね。「はたして、このままでいいものかどうか?」そして、老人ホームへの入居を考え始め、息子と相談をしてこちらに決めたんです。

 妻が健在な頃は川崎市に住んでおりましたからね、東急沿線なんかで適当な老人ホームを探したりはしていたんですが、なかなか決めかねておりましてね、いゃ~、妻は条件が厳しかったから、なかなか折り合えませんでしたしね。でも、ここを決める時は自分だけで決められたし、息子も進めてくれました。

決め手となったのは、考え方が「キチッ」としていたからです。商売としての経営や運営を決して行っていないところが気に入りました。なんかこう、皆さんとても優しいし、スタッフの人達はみんなが親切だし、親しい仲間という感じなんですね。

 神奈川県の湘南で生まれ育ったこともあって、子供の頃の食糧の乏しい時代に魚だけは新鮮なものをたくさん食べることが出来ました。漁師の手伝いに行くとお駄賃に魚をくれるんですよ。だから今でも元気でいられるんだなと思ってるんですが、それでもたくさんの病気も経験しました。結核では3年間の療養をしましたし、癌は放射線治療で完治しましたが、糖尿病の気もある。でも人に迷惑を掛けないで生活してきているので、まあ良いのかなぁ、なんて思ってますね。

 60歳で定年退職してからも電気事業の団体で 66歳まで事務局の仕事をしておりました。川崎市に10 0坪の土地を買って家を立て、そこで二人の息子を育て上げて、那須の家はいわば別荘でしたね。二人の息子は海外に行ったり来たりでしょっちゅう一緒に居られるわけではないんです。家内を亡くしてからも、那須には老人会の仲間もおりましたし、暫くはそれなりに一人で暮らしていけると思ってましたね。でもねぇ、一人だと食事も偏るし、決して栄養的にもよろしくないと考えるようになったんです。その点、ここの食事は栄養士さんがきちんとやってくれていますからね、安心ですね。

 町内会の「ふれあい」ではゲートボールをしたり輪投げをしたりして、ご近所さんとのお付き合いもできてますから、とても楽しんでますよ。カラオケも週1回は参加してますしね。なるべくいろいろな趣味をやってみたいとも思ってるんですよ。

こんな風に外にも出て行ったりしながら楽しめるのも、ロイヤルの皆さん、スタッフの方はとても親切な方が多いからなんです。

90歳を過ぎても矍鑠としていたいし、そう願いたいですね。