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お便り集

新鮮な果物のような香り=入居者に接する職員の暖かさ=

新館ご入居者 若林 利子様

 4年前の夫の急逝、1人になった私に次々と難題が待ち受けていました。それは、リウマチのような全身の痛み、発熱の繰り返し。そして、不審者の出没。県警に通報し、見回りもして頂きました。本当に、よく警備して下さったと今もって感謝しております。

 その後、緑内障を患い、12.3キロのタクシー通院を余儀なくされ、ただその現実を次々と消化していくという、それだけの日々が続いていきました。

老人ホームの生活は大丈夫かしら

 たまたま50年前の教え子が私の状態に気付き、私にふせたまま近県の老人ホームをご夫婦で見学してくださったのです。そして突然、膨大な資料をかつぎこんできた教え子は、“1人ではもう無理”と悲しい目の色で私に告げ、それらの老人ホームの資料を置いていきました。

 1人を好む私をよく知っている教え子のひたむきな想いにも、私は逡巡していました。
 老人ホームでの暮らし・・・。私は大勢の人達との生活ということに1つの恐怖さえ感じたのです。

 「これから、どうなってしまうのだろう。」一言で表せば、これがその時の気持ちでした。

 私自身、1人での生活の限界に気付いてはいたのです。しかし、老人ホームという今までの生活とは違った世界に足を踏み出せませんでした。そんな生活にも疲れたある日、ふっと私はロイヤルハウス石岡のパンフレットだけを抜き取りました。

 そして、今の生活から抜け出すため、見学の第一印象だけを頼りに勇気を持って入居の申し込みを致しました。それから3ヶ月、引越しの準備をしている時も、心の中では「一人の生活から本当に大勢の中で生活していけるのだろうか」という気持ちはどこか続いていました。

 そして、その気持ちがすべて埋まることなく入居。ロイヤルハウスに到着した時の花束の贈呈も、職員の方々の拍手も、これからの生活がどのようになるのかという、不安を抱えた私の心には重すぎると感じました。職員の方々は、そんな私の心を読みとられていたのでしょう。それからしばらくは、私のことをそっとしておいて下さいました。

職員の使命感に心打たれる

 3・4ヶ月たち、少しずつ心が落ち着いてきたのでしょう。原稿に向かってペンを握る余裕を取り戻しました。その後半年が経過し、職員の献身的な姿に気が付き始めました。花の名前をたずねれば、どこまでも行って調べてきて下さることもありました。それぞれの方が、新鮮な果物のような香りと甘さで、私の無言の生活を見つめていてくれたのです。不安をすべて埋めぬままの入居。しかし、今では、その不安ごと包んでくれた職員の皆様への感謝の気持ちでいっぱいです。

 世の中が進んでまいりますと、便利な機械が人々の不自由さをヘルプしてくれます。これからもどんどんそうなる事かと思いますが、機械に魂まで望むことは不可能でしょう。職員の方々と接している時、ハッとする何かを感じさせて頂く時があります。「これは何なんだろう」と思いました。そして、それは人間の心にしか抱くことの出来ない1つの使命感のようなものではにのだろうかと思い至ったのです。

“先生、ここに入って良かった?”

 大切なものではありますが、どんな快適な設備や環境も、人間の本当の気持ちを解きほぐしてはくれません。人間として1つの生命に向かう時の真摯なまなざし、それだけが老いた人々の心を温かく抱きとめ、その不安を解きほぐしてくれるものだと感じます。

 “先生、ここに入って良かった”
 入所後1年、教え子は遠くを見つめながら、ポツンと私につぶやきました。入居の時は、「これからどうなるのだろう」という恐怖感にも似た感情に押しつぶされそうになりましたが、今ではその恐怖感もなくなり、ロイヤルハウス石岡に、誰にも干渉されない空間を見つけさせて頂いたと今はそう思っております。

 天命のままに生くべし老人ホームの朝をひらく金のひまわり

 もうじき中庭にひまわりが咲き始めます。

2002/7/30 記

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