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お便り集

少子高齢化社会の老後の過ごし方=介護の負担を子供に背負わせないために=

新館ご入居者 稲見 芳勝様

親の介護は子供の義務か?

 最近91歳で亡くなった女性の入居者がまだ元気だったころ、ある日、中年の女性が訪ねてきた。
 訪問者が帰った後で「娘さんですか?」と聞くと、「とんでもない。娘がいたらこんな所には入りませんよ」との返答でちょっと驚いたが、しかし「やはりこの年配の方ではこんな考え方が普通なんだろうな」と思ったものだ。

 確かに現在ロイヤルハウス石岡の入居者では子供のない人も多いが、しかし子供のいる人も多く、近くに娘さん夫婦が住む入居者も複数いる。私たち夫婦にも子供がいる。

 私たち夫婦は教育・仕事の関係で早くから親元を離れ、どちらも親の老後を看取ってはいない。
 子供も息子一人だけ、その上、妻は病弱で早くから「老後は老人ホームで」と話し合っていた。現役時代も、さらに定年後はなおさら妻を病院や日常の買出しに連れて行き、掃除・洗濯などの家事もかなり分担しつつ、万一私が、最悪の場合、妻も倒れたら、独り息子の行き先長い将来はどうなるだろうかと良く考えた。

ロイヤル入居後に息子が結婚

 話し合いの末、私たちはまだ独身だった息子を家に残して、ロイヤルハウスに入居し、息子は自活を始めたが、その後、運良く結婚相手が見つかった。私たちを介護する負担を負わないで済むことが、結婚話の順調な進展に効果があったと推測している。

 息子の妻は姉妹二人の長女で、幸い両親はまだ若いが、いつかはその介護の責任が生じよう。今のような少子高齢化の社会では、夫婦双方の老親を背負うのが普通の状態となった。親をどんなに大事に思おうと、一組の夫婦が極端な場合、介護の対象を四人も持つことは悲惨としか言いようがない。

妻が元気になり、自由時間が飛躍的に増加

 私の東京時代の隣人で子供のないご夫婦がいる。ともに90歳近く、庭付きの立派な家で介護保険を頼りに暮らしている。人それぞれの人生観、価値観があるので、あれこれ批評は出来ないが、早くから思い切ってロイヤルハウスのような所に入る道も有り得たのではないかと考える。

 ロイヤルハウス入居後、妻は見違えるように元気になり、現在は書道・陶芸などの趣味活動にいそしみ、一人で東京へも往復するほどになった。私も自由な時間が飛躍的に増え、パソコンその他いろいろなことを始め、特に最近は中国語を勉強し、若い人に混じって、中国語スピーチコンテストに参加し、独りで北京に1ヶ月滞在も楽しんだ。水戸での音楽・美術の鑑賞をし、筑波大学内の書店で洋書を探し、東京で知人と会食を楽しみ、時々旅行もする。

ホーム入居は息子夫婦への最大の贈り物

 息子夫婦とも常に笑顔で付き合い、嫁・姑の確執は経験がない。私はそれを息子夫婦への最大の贈り物と思っている。もし経済的に可能なら、良心的で経済基盤のしっかりした有料老人ホームに暮らすのは、この少子高齢化社会では、ぜひ一考に値する老後の身の処し方ではないだろうか。

2005/7/30 記

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